リアルでは、人付き合いも程ほどに、平凡な学生である主人公。
オンラインゲーム内では、他人とのコミュニケーションをとらず剣に生きる日々。
ある日、主人公はゲーム内のダンジョンにおいて
魔法か魔法を帯びた武器でしか、ダメージを与えられないモンスターに出会う。
主人公はパーティプレイを余儀なくされ
女性キャラなのに男っぽい口調を使う魔法使いと、ぎこちない会話の末
その場しのぎのパーティーを組む。
かくして、モンスターを倒し終わり、魔法の力の偉大さを知る主人公。
それを告げると、相手も同じように剣に生きる魅力のことを思っていたという。
そこから、2人は戦う為のネットの友人となり共に行動を始める。
素顔も知らず、互いがお互いの「戦う技」を必要とする寡黙な関係。
…のハズだったが、その認識はすぐに変わることとなった。
常に自分の背中を守ってくれている心強さも手伝い「相棒を先に死なせない」という
ゲームにはない自分達のルールを、それぞれが口に出さず思い込み始める。
そんな折、相棒が言い出した言葉「リアルで微笑むあなたがみたい」
中略
些細なオフ会が2人だけで開かれることになった。
待ち合わせ場所にあらわれたのは…現実で憧れていたあの人。
彼女は、ゲームを単なるゲームとして見てなかった。
彼女はSWOワールドの1人であり、俺にとっては…
もっとも大切な1人になった。 |
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