【美々見】待ってたよ^^
【美々見】さ、帰ろ、お兄ちゃん^o^
【 俺 】・・・。
【 俺 】なぁ、何で来るんだ。
【美々見】校舎が隣にあるからだよ
【 俺 】そりゃ、エスカレーター式だから・・ってそうじゃなく。
【 俺 】毎日迎えに来てまで・・・。
【美々見】だって!
【 俺 】やや困る。 今日この頃、なんだが・・。
【美々見】美々見のお迎え、そんなに迷惑・・?
【 俺 】そ、そうじゃなくて。
ビシッ!(指さし)
【 俺 】お、俺がいつまでも兄でいられると思うなよ!(誘惑に堪え忍ぶ兄)
【美々見】それって、どういう意味・・?
【美々見】お兄ちゃんが、美々見のお兄ちゃんじゃなくなるってこと?
【美々見】そんなのやーだーーー!!
【 俺 】違う! が、深くは突っ込むな! とにかくこれからは1人で帰れ・・・。
【美々見】やだ! 心配なんだもん!
【 俺 】何が心配。
【美々見】交通事故・・・とか
【 俺 】俺は子供か。
【 俺 】むしろ、こっちからしてみれば美々見の方が心配だ。
【美々見】なら、一緒に帰って。 それだったらいいよね?
【 俺 】うぬ。 うう〜ん。
【美々見】・・・。
【美々見】お兄ちゃんに他の女の人と帰って欲しく・・。
【 俺 】え? 何?
【美々見】・・何でもない。 さ、行こ。
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(帰り道)
【美々見】あ、子猫だよ!
【 俺 】何処。
【美々見】そこそこ!
【美々見】わ〜い、ほらほら、おいで〜!
【 俺 】ストップだ。 妹よ。
【美々見】う。
【 俺 】忘れたのか。 己が猫アレルギーであることを。
【美々見】・・・。
【美々見】あぁ・・神様
【美々見】ひどすぎます。
【 俺 】言うな、美々見。
【 俺 】分かってる。 重度の猫好きにして、その仕打ち。
【 俺 】でもな。 運命には逆らえないもんサ。
【美々見】運命・・・?
【 俺 】あぁ。
【美々見】運命なんて美々見、信じないよ!
【 俺 】く、俺だってだ! 何度、兄である運命に逆らおうとしたか!
【美々見】? 何のこと?
【 俺 】アイヤ、何でもない・・。 でもな、猫は諦めろ。
【 俺 】お、お兄ちゃん・・・。
【 俺 】辛いだろう・・悲しいだろう。
【美々見】うん・・美々見・・・美々見は・・うっうっ・・。
【 俺 】泣くな、そんな時は俺の胸に飛び込んで来い!(それくらい、いいよね?)
【美々見】うえええ〜〜〜ん!
【 俺 】さぁ! COME!
【美々見】お兄ちゃー・・あ、子犬。 うわ〜い! どいてお兄ちゃん!
ドゴッ!
【 俺 】グブ。
【美々見】可愛い〜〜〜〜〜。
【 俺 】く、これも・・運命と書いてサダメってヤツか(-_-メ)
クリックすると大きな絵が見れるよ!
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(自宅玄関)
【 俺 】ふぅ。
【美々見】ふぅ。
【 俺 】やっと帰宅。 たりー。
【美々見】お帰り〜お兄ちゃん〜♪
【 俺 】一緒に帰って来ただろう!
【 俺 】って、何してんのお前。
【美々見】んん〜〜。
【 俺 】oi !!
【美々見】んー、お帰りのチュー。
【 俺 】WHAT!? 何ですって!?
【 俺 】こ、こら! 美々見、抱きつくな! だ、だめだって! か、堪忍してぇぇ!
【美々見】どうして?
【 俺 】どうして? っておま・・おまえなぁぁ・・。
【 俺 】美々見のそういう所が俺を・・・(新境地に誘ってんDAッ!)
【美々見】ん?
【 俺 】いや、だから・・・兄にそれはまずいだろ。 って。
【美々見】ほっぺにチュウが? だって、友達の子はしてるよ?
【 俺 】何ぃヒ!? 誰と!?(俺の知ってる世界は終わりを告げていた・・?)
【美々見】その子はお父さんとか、お母さんとか・・お兄ちゃんと。
【 俺 】マジデ!?
【美々見】マジデ。
【 俺 】外人かよ!
【美々見】外人だよ。
【美々見】親友のキャサリンのことだもん。
【 俺 】ファック!アスッ!シット!コングラチュレイション国際社会!!(血の涙)
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(所変わって主人公の部屋)
【美々見】ねぇ、お兄ちゃん。
【 俺 】んー。
【美々見】お兄ちゃんって酔拳を使えるんだよね。
【 俺 】んー。
【美々見】たまに、私にやるじゃない。 あれって、結構、痛いんだよ。
【 俺 】んー。
【美々見】ねぇ、聞いてる?
【 俺 】んー。
【美々見】聞いてない?
【 俺 】んー。
【美々見】ねぇってば!
【 俺 】俺、今「のらクエ12」プレイ中、奇想天外のスペースオペラ体感中。
【美々見】?
【 俺 】忙しいの、見て分からないか?
【 俺 】てか、何で俺の部屋のベットでゴロゴロすんだよ。
【美々見】かまって欲しいから。
【 俺 】・・・。
【美々見】かまって、かまって。
【 俺 】だまらっしゃい!
【美々見】むぅ・・・。
【美々見】・・・。
【 俺 】居てもいいから・・その調子で、静かにな。
【美々見】・・ヤダ。
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ムニュ
【 俺 】お、おい!!
【美々見】おんぶ〜。
【 俺 】重いからやめろぉぉぉぉ!
【美々見】重くないも〜ん!
【美々見】エイ、ヤー。 ユサユサ。
【 俺 】フオオ! てか、ちょっとッ! 背中に当たる感触が! 感触がァ!(悲鳴)
【美々見】お兄ちゃ〜ん、かまって〜。
【 俺 】フォォォォ・・・!!
【美々見】よし。
【美々見】と・ど・め、だよ。
【 俺 】・・・え?
【美々見】チュ。
【 俺 】お、おま、おま・・るぶ・・い、今、何した?
【美々見】ほっぺにチュウ。 さっき出来なかったから。
【 俺 】(ほっぺにチュウ・・?)
【美々見】かまって。
【 俺 】(ほっぺに・・ほっぺにチュウ!?)
【美々見】かまって、かまって。
【 俺 】(ほっぺにチュウ、ほっぺにチュウ、ほっぺにチュウ、エコー×10)
【美々見】あれ、どうしたの?
【 俺 】(ほっぺにチュウ、ほっぺにチュウ、ほっぺにチュウ、エコー×10)
【美々見】お〜い、お兄ちゃ〜ん。
【 俺 】(ほっぺにチュウ、ほっぺにチュウ、以下同文)
【美々見】かえっておいで〜〜。
【 俺 】(ほっぺにチュウ、ほっぺにチュウ、以下〜)
【美々見】・・・。
【 俺 】・・・。
【美々見】む〜。
【美々見】遠くに行っちゃった。
【美々見】・・・自分の部屋に帰ろ。
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グワシ!
【美々見】E?
【 俺 】・・・。
【美々見】どうしたの? お兄ちゃん。
【 俺 】ほっぺにチュウ。
【 俺 】だと?
【美々見】う、うん・・。
【 俺 】・・・。
【 俺 】ダメだ。
【 俺 】もう、あかん。
【美々見】何が・・・?
【 俺 】(ベリーソォリー、ファザー&マァム)
【 俺 】(そして・・グッパイ・・SA/DA/ME)
【 俺 】・・・SOS。
【美々見】え?
【 俺 】ぶるぅっぅぅぁぁぁぁぁぁあああああ!!!
【美々見】わわ、わわ!??!
【 俺 】届け、この想ヒ!!!
【美々見】ま、待って! お兄ちゃん! あ、ダメ・・・!!
【美々見】お、お、おにーーーーちゃーーーん・・・!!!!!! |
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